日本最大級・蔵王温泉スキー場の特徴
山形県山形市にある「蔵王温泉スキー場」は、日本最大級とも言われる広さと滑走距離を誇る日本を代表するスキー場の1つです。
総面積305ヘクタールの広さと、最長滑走距離はなんと9,000mもあり、最大標高は1,660m、標高差は880mになります。
豊富なコースは初心者から上級者までしっかり楽しめる環境が整備されていますが、リフトの数はなんと30本以上もあり、あまりに広いスキー場の為、1日では回りきれないとも言われています。
最高の雪質と、豊富で安定した降雪量、多種多様なコース内容等に加えて、滑走中に目の前に広がる幻想的な樹氷も大きな魅力と言えるでしょう。
このように、全てが桁違いの蔵王温泉スキー場は総合評価が非常に高いスキー場で、日本全国から多くのスキーヤーやボーダーが訪れるスポットとして非常に有名です。
広さゆえの複雑なコース情報
30以上ものリフトがあるということは、コース数もかなり多いということになります。
快適に滑ることができる蔵王温泉スキー場ですが、実は複数の会社によってリフトが運行されていますので、中には複雑で分かりにくいコースや、リフトとの接続があまり良くないコースもあります。コースレイアウトをきちんと把握しておくことが攻略のポイントとなります。
また、運行時間にも注意が必要です。
リフトによっては最終16:30や16:45、17:00等とバラバラしていますので、帰りの拠点を見越しながら、タイムスケジュールを確認しておきましょう。
初心者にお勧めのゲレンデは、「上の台ゲレンデ」や「横倉ゲレンデ」になります。
幅も広く、上の方まで登らずとも、穏やかなコースなのでゆっくりマイペースに滑ることができます。
少し長く滑りたいという方は、「太平コース」等もお勧めです。
中級者には、安全に練習できる「上の台ゲレンデ」や「サンライズゲレンデ」がお勧めです。
あるいは、キッカーが用意されていて、自然の壁で遊ぶこともできる「ダイヤモンドバレー」や、斜度と広さがちょうど良い「百万人ゲレンデ」「黒姫ゲレンデ」でも気持ちよく滑走することができます。
上級者であれば、「黒姫ゲレンデ」の林間コース、「横倉のカベ」といったテクニックを試せるようなコースがお勧めです。
温泉で疲れを癒そう
蔵王温泉スキー場は、スキーやスノーボードだけではなく、名前にもあるように温泉地としても人気があります。
蔵王温泉は山形県の白布、福島県の信夫と共に「奥羽三高湯」と呼ばれ、標高880mに位置し、古くは高湯と呼ばれていました。
強い酸性の硫黄泉で、「美人づくりの湯」とも言われている良質な天然温泉です。
ホテルや温泉施設等、多くの施設で源泉100%かけ流しの湯を楽しむことができます。